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スターライト・キッドが白いベルト獲得! STARDOM DREAM QUEENDOM 2024 を振り返ってみました

2024年12月9日、両国国技館で開催された『ジャパンキャンピングカーショー2025 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2024』は、多くのファンにとって忘れられない夜となりました。

この日、スターライト・キッドが5度目の挑戦でついに白いベルトを手にしたのです。彼女とライバルであるなつぽいが繰り広げた熱戦は、女子プロレス界に新たな歴史を刻みました。プロレスファンならずとも心を揺さぶられる物語を追いかけてみましょう。

なつぽいとキッドの運命の軌跡

同期デビューから続く因縁の関係

スターライト・キッドとなつぽいは2015年に同期としてデビューしました。当時はライバル意識を剥き出しにしつつも、共通の目標に向かって切磋琢磨する存在でした。しかし、2020年にスターダムで再会を果たしてからは、彼女たちの関係性が大きく変わります。

 

ハイスピード王座を巡る抗争では、互いの持ち味を最大限に引き出す試合が続きました。ときには【チーム♡両思い】としてタッグを組むなど、敵対しつつも信頼の絆を見せる場面もありました。このような複雑な感情が交錯する関係性は、ファンを引きつけてやみません。

 

たとえば、2人が一緒にタッグを組んだ試合では、それぞれが持つスピード感あふれる攻防が観客を魅了しました。一方で、タイトルを巡る一騎打ちでは、どちらも全力で勝利を目指す姿が強烈な印象を残しました。このように、ライバル関係と友情の狭間で揺れる姿こそが、彼女たちの魅力と言えるでしょう。

 

なつぽいの悲願達成とキッドの葛藤

2024年7月、なつぽいが白いベルトを獲得した際、キッドの心中にはどのような思いがあったのでしょうか。トップ戦線で活躍しながらもシングル王座を手にできない日々が続く中で、キッドは自身のキャリアに悩みを抱えていました。

 

たとえば、ハイスピード戦線を離れた後のキッドは、度重なる敗北により自信を失いかける瞬間もあったかもしれません。それでも彼女は挑戦をやめませんでした。「自分を裏切らないために戦い続ける」そんな強い意志が彼女の行動に現れていました。

 

なつぽいが悲願を果たしたことで、キッドにも新たな火が灯ります。なつぽいとの試合で得た経験が、彼女の成長に繋がっていったのではないでしょうか。

 

タイトル挑戦への道のり

キッドが白いベルト挑戦を表明したのは、2024年11月のタッグリーグ戦でなつぽいから直接勝利を奪った瞬間でした。この勝利が彼女にとっての大きな転機となります。

 

たとえば、過去の挑戦で経験した挫折は彼女にとって貴重な学びでした。屈辱を味わった試合や自信を失いかけた場面を乗り越えることで、彼女の強さは磨かれていきました。5度目の挑戦となる今回の試合では、それらの経験が集約されていたのではないでしょうか。

 

次に、試合当日の白熱した攻防について掘り下げてみましょう。

 

両者の全力がぶつかった白熱の試合

高度な読み合いとスピードバトル

試合は、スターライト・キッドとなつぽいが互いを知り尽くした者同士ならではの高度な読み合いから始まりました。序盤からハイスピード戦線で鍛えられた技術が光り、観客の目を釘付けにしました。

 

キッドは得意の足への一点集中攻撃で相手の動きを封じようと試みます。一方で、なつぽいは腕への攻撃を軸に試合を展開。両者の技術がぶつかり合う中で、試合は一進一退の様相を見せます。

 

たとえば、キッドが相手の動きを封じるために繰り出した足攻めのシーンでは、観客からため息が漏れるほどの緊張感がありました。同様になつぽいの腕攻めも、彼女の繊細なテクニックが存分に発揮され、試合をさらに盛り上げました。

 

しかしながら、ここで両者が全力で攻める一方で、次の展開をどのように作り出すのかが試合の鍵となります。

 

奥の手の技の応酬

試合が中盤に差し掛かると、2人は普段の試合では決め技として用いる技を立て続けに繰り出しました。タイガー・スープレックス・ホールドやフェアリアル・ギフトなど、いずれも試合を決定づける力を持つ技です。

 

しかし、互いの技を知り尽くしているからこそ、この応酬では決着がつきませんでした。観客は息を飲みながら、次の一手を見守ります。このような状況では、選手の経験や瞬時の判断力が試されます。

 

たとえば、なつぽいが繰り出したフェアリアル・ギフトは、観客を歓声で包み込みましたが、キッドが巧みに切り返したことで再び試合は振り出しに戻ります。このように、両者の攻防は観客の心を掴んで離しませんでした。

 

そして、試合の終盤に向けてさらにギアが上がります。

 

最上位技が織りなすクライマックス

終盤、なつぽいはフェアリング・リングやフェアリー・ストレインといった大技で一気に勝負を決めにかかります。しかし、キッドはEternal foeでこれを切り返し、さらに黒虎天罰からのスター・スープレックス・ホールドという自身の最上位技を繰り出します。

 

この瞬間、会場は歓声と驚きに包まれました。キッドが5度目の挑戦でついに白いベルトを手にする瞬間を、観客全員が目撃しました。この勝利は、彼女がこれまで積み上げてきた努力と信念の結晶と言えるでしょう。

 

次は、この試合後のキッドのコメントと今後の展望について掘り下げていきます。

 

試合後のキッドの思いと未来への展望

試合後、スターライト・キッドはリング上でマイクを握り、涙ながらにファンやセコンド、そしてライバルであるなつぽいへの感謝を述べました。

 

「このベルトを手にするまでに、私は何度も挫折しました。でも、そのたびに応援してくれるみんながいたから、立ち上がることができたんです。」

 

彼女の言葉は、観客だけでなく、なつぽいやスターダムの選手たちにも深い感動を与えました。また、「この白いベルトはゴールではありません。これからも私はスターダムの未来を築くために戦い続けます」と宣言し、さらなる挑戦への意欲を見せました。

 

次の目標については明言を避けたものの、彼女が白いベルトの防衛戦を通じて新たな伝説を築いていくことは間違いないでしょう。

 

さらに、彼女はリングを降りた後、SNSで「ファンのみんなのおかげでここまで来ることができました。このベルトと共に、もっともっと成長していきます!」と投稿。多くのファンが祝福のコメントを寄せました。

 

スターライト・キッドのこれからの活躍はもちろん、彼女とスターダム全体の物語がどのように展開していくのか、目が離せません。